今更なんですが、
米津玄氏さんの「馬と鹿」という曲が・・
あまりにも胸に迫って来て、
身震いしましたんです。
昨日。

https://youtu.be/ptnYBctoexk


この曲をなんとなーく聞いて、
mvをボーーッと見てる時に、
ふと、
彼から魂に語りかけられた様な
気がしたんですよ。


「お前は誰なんだ?」って。


何を大事にして生きてて、
何に時間(命)を捧げて生きてて、
どこに行きたいの?


って聞かれてる様な気がしたんです。


彼は他に、
黒人音楽な要素を、
J-POPに纏め上げるのも
上手なんですが、


私はこういう、
ちょっと重めの彼の曲が好きです。


以前にも
メルマガで彼の楽曲について
書いたことがあるんですが、


彼って楽曲を作るとき、
常に
「小さい時の自分にお伺いを立てながら」
楽曲制作しているんですって。


心理学などかじってますので、
分かるんですが、
人間は、
幼少期に価値観や
自己評価や
世間の見方など、
かなり限定されるそうです。


そこである程度の
”自分”が形成されるってことですね。


ということは?


「小さい時の自分にお伺いを立てながら」
これってつまり、
自分のアイデンティティ
を問いながら彼は曲を書いてる訳で。


もちろんそれは、
リスナーの私達にも
投げかけられる訳ですよね。


それで合点が行ったんですよ。


「なるほど!
自分が何者なのか?
彼の曲はそれを問うて来るから、
お腹の底にドシーーン!と来るのか!」


(もちろんそうじゃない
軽めのテイストの曲もありますよ。)


こういうミュージシャンって、
もはやミュージシャンの皮をかぶった
哲学者ですよね。


彼のインタビューとか聞くと、
言葉遣いが非常に重い。
文学的です。
内容が哲学。


頭いいんだろうなー。


歌い手としても
唯一無二の存在感ある歌声ですよね。
うらやましい。。笑


とまぁ、
私はこんな視点で、
J-POPを聞いています。

関連記事

    • 海和
    • 2021.10.26

    今は亡き橋本信二さんというジャズギタリストさんのライブで、全く同じことを感じました。歌詞のないギターなのに。

    くわえタバコでギターを弾き「俺はこうだよ。君はどうなの?」とあのニヒルで、キュートさもある眼差しで訴えかけられた気がして…。

    音楽ってすごい!と感じました…。